|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 国 : [くに] 【名詞】 1. country ・ 国鉄 : [こくてつ] 【名詞】 1. national railway ・ 鉄 : [てつ] 【名詞】 1. iron ・ 系 : [けい] 1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) ・ 電車 : [でんしゃ] 【名詞】 1. electric train ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel ・ 初 : [はつ] 1. (n,adj-no,n-suf) first 2. new ・ 初代 : [しょだい] 【名詞】 1. first generation 2. founder ・ 代 : [よ, しろ] 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation
62系電車は、1943年(昭和18年)に日本国有鉄道の前身である鉄道省が身延線向けに木造電車の鋼体化により製造した、車体長17m級2扉クロスシートの旧形電車を便宜的に総称したものである。 具体的には、制御電動車のモハ62形(62001 - 62003)、制御車のクハ77形(77001 - 77003)の計6両を指すが、太平洋戦争後に30系、50系からの改造編入車があり、これらについても本項で詳述する。 == 概要 == 1941年(昭和16年)に国有化された身延線の輸送力増強用として、1942年(昭和17年)に計画されたものであるが、戦時情勢によって竣工は1944年(昭和19年)3月にまで遅れた。鋼体化工事は、モハ10形(初代)、クハ17形各3両を種車として大井工機部で行われ、モハ62形、クハ77形各3両が竣工した。 鋼体化改造前後の番号新旧対照は、次のとおりである。 :モハ10155, 10184, 10149 → モハ62001 - 62003 :クハ17087, 17086, 17113 → クハ77001 - 77003 全線90km近い身延線での長距離運用を当初から想定したため、旧・富士身延鉄道からの買収電車同等に、便所を設置するクロスシート車となった。 車体は側面2扉でボックスシート片側4組を扉間に装備し、車端部と戸袋部はロングシートである。側面窓の配置は、両形式ともd1D9D11で、窓はすべて800mm幅である。身延線のホーム高さの関係から、客用扉には踏段(ステップ)が設けられたため、台枠形式はモハ62形がUF114、クハ77形がUF115となった。便所をクハ77形に設置し、電動車と制御車の2両編成で運用することとしたため、前面は非貫通の3枚窓とされ、連結面にも貫通路と幌が装備された。また、身延線のトンネルの高さが低く、パンタグラフの絶縁距離を確保するため、車体高は従来の一般型電車よりも100mm低い3650mmとなった。 戦時中の竣工であるため、各部の工作の簡素化が行われており、雨樋はなく、出入り口の上部に水切りが設けられたのみである。また、前面側は在来車と同様に屋根の端部が下がった形態であるが、連結面側は完全な切妻形である。屋根上の通風器はガーランド形が1列とされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国鉄62系電車 (初代)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|